今回は、実際にDMが取っている方策を見ていきましょう。
いったい、どうやってコレクションと手軽さを両立しているのでしょうか?
まず、強さとレアリティの切り離しというものがあります。
強いカードはコモンやレアに回し、弱いものをスーパーレアに回せば、
資産ゲーは確かに減るかもしれません。
が、この方法では、カードのレアリティに説得力がなくなってしまいます。
光っているカードなら、やはり強くないと、しまりがないでしょう。
また、光っているけど、強くないカードによって初心者を騙し、
強いカードと交換しようという人も出てきます。
私が注目しているのは、イラスト換えカードです。
以前から、掲示板でイラスト換え希望のカードを募ってみたりして、
イラスト変更版の可能性を探っていました。
イラスト換えは、
プロモーションカードや、構築済みデッキのカードに端を発していますが、
最近では、シークレットレアというものもあります。
これなら、希少価値のある強いカードを、
資産ゲーを避けながら作っていくことができますね。
集めたい人は、40枚バロムエンペラー裏スリも可能なわけです。
また、スーパーデッキにも同じことが言えます。
こののスターターは、実用的なカードが大量に投入され、
これまでのカードの価値を低下させてしまうのではないかと、
心配されていましたが、
すべてのカードを特別ホイル加工することで、
従来のカードと区別できるようにしてあります。
このようにして、使えるカードが手に入りやすい環境と、
珍しいカードを自慢できる環境が、整いつつあります。
すなわち、機能を持ったカードとしては手に入りやすく、
特定のカードとしては集めるのが大変になったということです。
これからのDMはますます楽しくなっていきそうですね。