ふたり回し

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Knight Land-Des #17 in D-minor

シントラーよ、シェークスピアの『テンペスト』を読め!

ということで、黒ランタッチナイトです。

*サインのコスト制限とロマノフのコスト制限を混同して使用していたため解体

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枠の色が文明、中の色が役割を示しています。

赤が除去、灰がランデスハンデス、紫が回収、緑がブースト、

青がドロー、橙がフィニッシャーを示しています。


私でもこんなデッキを使うことがあるのかと、

驚く方もいらっしゃるかも知れませんが、

一方で「何かtoutch種族」デッキは、私の好物なのです。

ランデスそのもののご説明も兼ねつつ、お話を進めていきます。

まずはマナカーブを見ていきましょう。

見事なまでに頭でっかちで、今にも倒れてきそうに見えますね。

でも、ご安心を。デッキの底、2,3マナのカードをごらん下さい。

ブーストやコスト軽減のカードが、敷き詰めてありますね。

そう、ブーストデッキの基礎でお話したとおり、

このデッキの上半分のカードも、

実際より1コスト軽く見積もって考えることになります。

黒ランは、まずもってブーストデッキなのです。


呪文ランデスの基本は、ブーストから高速でランデスを始め、

相手が何もできないように抑え込んでいくことです。

また、ブーストデッキの物量を背景に、大量の銀の弾丸を使いこなす、

柔軟なコントロールでもあります。


今回は、レオポルディーネが熱いとのうわさを聞きつけ、

火文明も入った、ガチガチの黒ランをベースにしました。

システムクリーチャーの保護も兼ね、ランデスで抑え込み、

おまけのドローとブーストで物量を確保するのが、今回のテーマ。

クリーチャーのパワー低下に合わせて、キリューも投入し、

しぶといデッキに仕上げました。


火文明が入ったのは、まさに焦土と開拓の転変のため。

レオポルディーネに引きずられて「散らす構築」にすると、

トップデックが弱り、銀の弾丸も積みにくくなってしまいます。

ですから、4,5マナの呪文を、できたら2発撃つ。

そのあたりを目標地点に定めました。


エターナルソードは、黒ランの主役です。

このデッキでも、ロマノフによる連発をクライマックスに置いています。

クリーチャーコン対策に、ロマノフストライクも入れてみました。

また、環境が速い場合は、

ソウルキャッチャーを雷オヤジに差し替えたりしています。


というわけで、黒ランタッチナイト、いかがでしたか?

ダイナミックなデストラクションは、まさにテンペスト

題名は、ベート―ベン、No17-ニ短調から拝借いたしました。


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