前にお話した墓地ソースですが、
環境に出てきたのは最近でも、登場はかなり遡ります。
対抗策としてのコンクリオンも、不死鳥編の最後でしたね。
墓地ソースの開発が遅れた理由は、いったい・・・
というまでもなく、「ゲートサファイア」が原因です。
不死鳥編に入ってすぐ、最強のリアニメイトカードが参戦、
環境を染め上げました。
そのため、その後のカードについてはおっかなびっくり、
だましだましラインナップに加わっていった模様です。
グールやバベルも、二弾あけての登場でした。
しかし、それだけでは、「リアニメイト」にはなっても、
「墓地ソース」にはなりません。
大量のカードを墓地におけるカードが、墓地ソースには必要でした。
いえ、そうしたカードがないことで、墓地ソースの暴走が避けられたのです。
そして、極神編を経て、少しずつ墓地肥やしが可能になってきます。
簡単に使えて、必要なカードを墓地に送れるカード、
ロマネスクやカラフルダンスなどの出現です。
また、フィニッシャーの除去耐性も上がり、
特殊召喚そのものの威力も上がってきました。
そんな中での、「インフェルノ・サイン」参戦が、
墓地ソースの地位を確立したのです。
こうやって、エンジンの仕組みを追っているだけでも、
デザイナーの計画の片鱗を感じ取ることができます。
ましてや、全体像となれば、7月20日の宿題よりも膨大です。
「こんなシステムはどうか」「あんなサイクルもいいな」
デザイナーの見えざる手が記した、プロットの切れ端を片手に、
幾重にも重なった推敲の岩盤を掘り進めてみませんか?