ふたり回し

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診断について

私は、「デッキ診断」は不毛だと思っています。

他の人のデッキをいちいち直すより、

作り方を叩き込んだ方が早いに決まっている、と考えればこそ、

「デッキを作ってみよう!!」を用意したのですから。


1.正しい診断はできるか

使ったことのないデッキの調節は、難しいものです。

「診断」とは言いますが、

どんな名医も、直接に患者の状態が分かるわけではないのです。

知識があるから、症例をしっているから、

少ない情報から病状を知ることができるだけで、

同じだけの知識があれば、本人以上に病状を把握できる人物はいません。


デッキの調節は、自分の骨の一本一本を付け替えながら、

体を動かして試していくような行為です。


そこに、本人以外に見えるものが、果たしてどれだけあるでしょう。

結局、あたりさわりのない回答をしていく他ありません。


2.診断の良し悪しが分かるか

それこそ、しっかりした知識がなければ、

勝率が上がったか、下がったかくらいしか分からないでしょう。


第一、診断の良し悪しがわかるなら、最初からデッキを組めるはず。

デッキ製作を投げ出した時点で、

デッキは自分の手の届かない所にいってしまいます。

良し悪しどころか、何を言われても従うしかないのです。


3.正しいデッキ診断の使い方

思うに、デッキ診断掲示板の真の役割とは、

「デッキのお披露目」ではないでしょうか?

「へっへっへ、このデッキをこれ以上は直せまい」

というところまで突き詰めて、

他人のアドバイスを徹底的にたたき切るわけです。

関心はしないけれども、

そういう人が一番診断掲示板を楽しく使っているのではないでしょうか?


4.例えば私にできること

調整されたデッキの姿を言い当てることは、私にはできません。

私にできるのは、せいぜい検討すべき案を出すことくらいです。

それを試してもらって、是非を決めてもらうしかありません。


よっぽどひどい時には、自信を持って手直しを加えることもできますが、

それは、紋切型の範囲内だからできることですし、

それなら「紋切型だから、うちのブログのここを見てね」

といってお見せする方が早いわけです。



ということで、この「初心者講座」が生まれました。

今ある記事だけでも、

それなりにまとまったデッキが作れるだけの情報が、

きちんと得られると思います。


自分の手足になるものを、他人任せにしては、

きっともどかしい思いをすることになります。

ですから、戦いの中で確かめながら、

デッキと一緒に成長していきましょう。