ふたり回し

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当たり前のことは言わない

「サーチと、シャークと、イカサマはやってはいけない」という命題には、まったく根拠がありません。


「自分がされたくないことは、人にやってはいけない」というのは、大きな間違いです。

「やったもの勝ち」なら、やった方がいいに決まっているのですから。

「社会の秩序を乱す」から?「集団の利益を損なう」から?

そんなことは、エロイ人が気にすることです。

一般人にとっては、「自分がよければそれでいい」に決まっています。


だから、自分がされたくないことを人にしても、何の問題もありませんね。

サーチも、シャークも、イカサマも、存分にやってみればいいでしょう。

ただ、それが得になるかどうかは、保証しかねます。


先に述べたとおり、「自分がされたくないことは、人にやってはいけない」という命題は間違いです。

正しくは、こう。

「お互いされると困るので、やらないことにしておきましょう」

何食わぬ顔でイカサマができる人は、相手がイカサマをしてくると思って小細工にいそしんでいるでしょうか?

そうでないなら、一度イカサマ師100人でトーナメントでもやってみることをお勧めします。

自分だけがイカサマしているならともかく、相手もイカサマしてくるのであれば、有利にならないばかりか、無駄に疲れるばかりです。

ルールを決めるのは、世のため人のためではありません。

それは、「自分がイカサマされないように」するためです。

お互いが取り決めを守れば、少なくとも普段は相手の手元を監視する必要はありません。

これって、ものすごく楽ちんですよね。


唯一の問題は、100人に1人でも例外がいると、常に疑い続けなければならないということです。

だれがイカサマ師か分からないということは、いつでも出くわす可能性がある、ということを意味しいるのですから。

一人一人が、ほんの僅かに我慢するだけでいい、ほんの僅かでもいいのに我慢できない人がいる.

非常に残念なことだと思います。

この手を汚さず平穏に暮らせる日が、一日も早くやってくることを願って。