シルヴァーグローリーで一番張り切りそうなのは、
ミールマックス君でしょうね~と世間話をしつつ・・・
ここにきて、戦国編が転生編的な展開を見せてきています。
二弾で登場した「ストライク」に引き続き、
今回加わった「城」。
いずれも、ストライクバックやクロスギアの投入と同じく、
「クリーチャーと呪文のゲーム」「シールドとSTのゲーム」
DMの基盤を変えていこうという意図が汲み取れます。
前回お話したのは、戦国編の「不死鳥編的」側面でした。
新種族の登場による、デッキ基盤の形成です。
すでに述べたように、
「転生編的側面」は、DMのルールの拡張を目的としています。
二つの目的を同時に達成しようとしているという点で、
戦国編は今までにないエキスパンションなのです。
ここで、今までの各エキスパンションの様子を見ていきましょう。
黎明期・・・ルールの確立
闘魂編・・・戦術の本格化、確立
聖拳編・・・既存のデッキの強化、拡充
転生編・・・ルール、ゲームシステムの変化
不死鳥編… 新たなデッキ基盤、第二世代のベーシック
極神編・・・既存のデッキの強化
戦国編・・・新たなデッキ基盤、ルールの拡充
こうしてみると、人気のあったエキスパンションが、
既存のデッキの強化にあてがわれていることが分かります。
元のデッキから、そのまま入れ替え可能な「分かりやすい強さ」が、
その人気の主だった理由だ、と私は見ています。
闘魂編も人気がありますが、
ルールの確立が終わり、特殊なカードを増やせるようになったため、
黎明期のカードに比べれば、強いカードの塊でしょう。
いまでもさんざんに言われているのは、
転生編や不死鳥編ですね。
当時のDMの廃れ具合というのも、なかなかのものでした。
サファイア直後というのもありますが、
「デッキに入らん」「持っているカードだけで勝てる」
となると、人気はあまり望めないものです。
そして、今回の戦国編。
もしも、ここで二つも人気のないエキスパンションを出したら、
前回の二の舞になってしまうと、
そのような判断があったのかもしれません。
パワーカードやクロスデッキを絡めつつ、
売上を確保して、早めに終えようという工夫が見受けられます。
逆に、不死鳥編がハイペ-スで販売されていたのを、
「さっさと次に行きたい焦り」
にとることもできます。
真意のほどはわかりませんが、戦国編、いよいよ盛り上がって参りました。
その肩の向こうに見える新たなエキスパンションも見据えつつ、
デッキのカタチを模索していきたいと思っています。