ふたり回し

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私のらくらく調整法

ガチデッキに限らず、いろいろと難儀な調整作業。

デッキ作りの工程」に続いて、今回は調整法についてご紹介します。


デッキの形が決まってから、実戦に耐えられるようになるまで、

乗り越えるべきは、決して平たんな道のりではありません。

一つ一つのデッキに課された、

短い道、長い道、険しい山道、時には途切れた獣道さえ、

デュエリストは、たった一人で渡って行かなければならないのです。


ですから、私が最後まで御一緒することはかないませんが、

気の遠くなる工程の上に、いくらかの道しるべを残しておきます。

今まで、道の半ばで息絶えた、私のデッキたちの墓標を。



1.初期段階

すべて4枚ずつで始めるのも手ではありますが、

大体の枚数の目安を決めておくと、作業は楽になります。


・序盤用メインカード・・・4枚

・中盤用メインカード・・・3枚

・終盤用メインカード・・・2枚

・序盤用サブカード・・・ 2枚

・中盤用サブカード・・・ 2枚

・非常用カード・・・   1枚


詳しいことは、「役割別スペースの目安」をご覧ください。

初期段階では、主軸となるカードやコンボのためのスペースを、

ゆったりと取っておくのが大切です。


2.そぎ落とし

次の作業は、あらかじめ大きめにとったメインカードを削りつつ、

実戦で使うカードを足していくことです。

主な不具合をいくらかあげると、


・クリーチャー不足で戦線が維持できない

・進化獣が多すぎてビートダウンが止まってしまう

・序盤の道筋が一本しかなく、時々しかつながらない

・相手の邪魔ができずに後れを取る

・相手に崩されてからの立て直しに苦労する

・防御用のカードが途中で尽きる

・終盤用のカードばかりマナに置く羽目になって、後半戦で苦労する


の6つくらいでしょうか。

ビートダウンの場合は、クリーチャーを増やしながら、

コントロールの場合は、終盤のスペースを削りながらの調節になりやすいです。

対症療法をとりながら、戦えるように整えていきます。

手堅いカードばかりでなく、中心になる種族の中でカードを探したり、

他の工程のついでで狙えるカードを使うことで、

まとまりのあるデッキに仕上がります。


3.交換作業

一通りの役者がそろったら、

同じ役割のカードを入れ替えながら、仕上げに入ります。


速さ、大きさの調節のほか、

複数の役割を兼ねたカードを一つの能力が強いカードに変えたり、

逆に、一部のパワーを削って、複数の役割を兼ねたカードにしたり、

戦えるように仕上がるまで、いろいろなパターンを試します。


この工程が終わったら、ひとまず出来上がり。

後は、実戦の中で、過剰な部分、物足りない部分が見えてきます。

パワーをかけて、とがらせるところ、パワーを抑え、なじませるところ、

意識しながらバランスを整えていきましょう。



これだけではうまくいかないこともあると思いますが、

私がお見せできるのはここまでです。

ここから先は、一人一人が自分の感覚を養っていくしかありません。

細く長く険しい道の、ほんの少しでも、奥にたどり着くため、

この記事が、なんらかの形で力になれるよう、祈っています。



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