ふたり回し

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デュエルのいろは―共通編(カードの使用)

前回の続きですが、今回は特定のカードを使用する際の注意事項です。

より豆知識っぽい内容が多いような気がします。


・山札のカードはなるべく把握する

サーチカード全般についてよく言われるのは、「シールドの内容を確認せよ」ということ。

シールド内のトリガーの有無によって、相手クリーチャーの許容限度が変わります。

また、使うカードが山札に残っているかどうかも確認しましょう。

除去、回収、対策カードや切り札の類が、山札に何枚残っているかによって、その後の方針が変わります。


サーチカードを使わない場合でも、シールドや山札の見えない部分に何が入っているかは意識しましょう。

シールドトリガーや回収カード、連投する必要があるカードが出てくる見込みに見当をつけます。

細かい数字は、計算しても「そもそも何%あれば十分か分からない」ので、あまり気にしなくてもいいと思います。

スペースクロウラー、アヴァラルドなどで山札の下のカードが確認できることがあるので、長期戦の時には覚えておきましょう。



・「安全なゾーン」にカードを待機させる

まさか、バザガベルグが出入りしているときに、裸でロードリエスを出す人もいないでしょう。

手札に持って置いて、ハンデスの機会を待つか、あるいはほかのブロッカーやシノビで守るのか・・・

何らかの形で、ロードリエスを保護しなくてはいけません。


こんなことを言い出すと何もできなくなってしまうかのように思えますが、ポイントはこの先にあります。

大切なのは「相手のデッキの傾向から安全なゾーンを見つける」こと。

除去*1ハンデス*2ランデス*3など、相手がかけてくるプレッシャーには偏りがあります。

相手がハンデスメインなら、マナを優先してためます。

相手が除去主体で戦うなら、手札にカードを待機させてこちらからの妨害の機会を探ります。

ランデスされたときは、少ない文明のカード、マナゾーンから直接使うカードは、使う直前に置きましょう。



・相手に効くカードを手札に残す

勿論、相手によって効きやすい妨害手段も変わります。

攻めてくる相手、クリーチャーを使って妨害してくる相手なら除去を優先し、

こちらがカードを出すのを待って除去してくる相手ならば、ハンデスを優先するとよいでしょう。

墓地のカードを主体に戦うヴィルジニアなどを相手取るときには、ナチュラルトラップが生命線になったりもします。

相手がどのゾーンのカードをメインに戦っているか把握して、的確な妨害手段を見つけましょう。



・無駄撃ちを避けること

山札に搭載できるカードは40枚、しかも、同じカードが積めるのは4枚だけ。

ですから、除去にしてもハンデスにしても、なるべく「いい獲物」をねらう必要があります。

どうでもよいクリーチャーや手札を頑張って墓地に送って、いいカードを見逃してはお笑い種。

常時狙って使うよう、工夫しましょう。


勿論、不用意にマナに置くのもよくありません。

十分マナがたまったら、そこから先はマナに置くカードは極力使い道のないものに絞りましょう。



・手札破壊のしかた、されかた

ハンデスしている側にとっては、弾切れがもっとも大きい不安要素です。

無駄撃ちしないよう、相手が「いい手札」を持っているときを選らんで使わなくてはいけません。

主なターゲットは、「長く持ち越した手札」「サーチ*4、回収*5したカード」の二つ。

相手の手札切れがおこる前は、基本的にハンデスして損になることはありません。

少なくとも手札に残っているのは、「マナに置かなかった」カードなのですから。

また、相手が回収、サーチした後も、基本的にハズレにはなりません。

いらないカードをわざわざ選んで手札に加える人はいませんからね。


問題になるのは、「相手の手札にいいカードがあるかないかわからないとき」です。

すなわち、「手札がきれた後にドローしたカード」、これがハズレになりうるカードなのです。

この場合は、相手の手札を経由したカードの枚数に応じて必要性が増します。

「サイバーブレインで3枚ドロー」や「3ターン持ち越し」くらいが大体の目安でしょうか。

ドローは分かりやすくて助かりますが、「持ち越し」は注意してみる必要があります。

相手が手札にマナを加えていて手札が増えていなくても、持ち越したターンの数だけドローは行われています。

3回もドローすれば、いいカードが出てくる可能性は高まりますし、手札にずっと握っているならなおさらです。

これは、「ハンデスの影響はターンが経つと薄れる」ことの裏返しです。

安全確保のためにハンデスを使う場合は、大事なカードの直前に使うとよいでしょう。


そして、このリスクの増大は、ハンデスされる側にとっては好材料です。

手札破壊を受けて手札がなくなってしまったとき、次のターンのドローでいらないカードを引いたとします。

このような場合は、なるべくそのカードは手札に持っておくように心がけます。

例え使う機会のなさそうなカードであっても、見せなければ何か分かりません。

同じマナに置くにしても、持ち越してからマナに置けば、

「さっき引いたカードをマナに置いたのか」

「今引いたカードをマナに置いたのか」

を分からなくすることができます。


勿論、今引いたカードとさっき引いたカードが見分けられないようにしなくてはいけません。

常時カードをいじるのは意地汚く思われることもありますが、時々持ち変えるくらいなら大丈夫でしょう。

また、相手を撹乱するという意味では、手札のカードをあまり見ないようにすることも大切です。

トリプルマウスなどを使われたときだけでなく、平素から余計な情報を与えないように心がけます。


逆に、サーチや回収を迂闊に行うといい的になってしまうので、これにも注意が必要です。

ターンをまたいで使う場合は、安全を確保してから使いましょう。

相手のハンデスを無駄撃ちさせたり、こちらからハンデス仕返したりすることもできますね。

どんなときにも、相手にこちらの手札の善し悪しを知らせないことが肝心です。



意見の分かれるところもありますが、とりあえずはこれでなんとかなると思います。

後はバトルゾーンの動かし方が残っていますが、それは過去の記事が使えるので新しく書かずとも・・・

・・・講義録の編成を若干いじるとしましょう。


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手札が底をつくいたとき*1 - ふたり回し

*1:クリーチャー破壊

*2:手札破壊

*3:マナ破壊

*4:山札から選んで加えた

*5:墓地やマナから選んで手札に戻した